歩いて発見!茎崎めぐり 22.10.17(日) その1

 アースデイつくばの合同イベントで、今年は、茎崎をめぐることとなり、参加しました。
  •  環境にかかわるつくば周辺の市民団体がゆるやかなネットワークをつくり、企業や行政とも手を結んで、毎年、4月22日にアースデイ(地球の日)を中心に、”Think Globally, Act Locally”を合言葉に、多彩な活動を繰り広げています。
  • これまで、地域めぐりとしては、つくば市内の小田、北条、筑波山麓、谷田部といった地域で歩いて発見をしてきており、それぞれマップが作成されています。
 朝9時につくば市のふれあいプラザに集合して、プラザの3階展望室から周辺を眺めながら、本日の講師のお一人であるMさんから、地域の概要について説明をしていただきました。
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 その後、プラザを出発して、牛久沼にあった渡し場の跡に行きました。そこで、本日の講師の一人であるKさんから、昭和8年に木の茎崎橋ができるまでは、この周辺では唯一の交通手段であったこと、こちら側(沼の西側)が永作の舟渡し、対岸側(沼の東側)が天神下の舟渡しで、昭和の初めころ渡し賃が2銭であったことなどの説明を受けました。
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 次に、旧茎崎村の大字の一つである下岩崎の集落センターを訪ねました。こうした集落センターには、昔の石造物が集められていることが多く、ここにも馬頭観音の石碑などの多くの石造物があったほか、観音堂がありました。
 この観音堂は、豊臣政権下、牛久城主となった由良国繁の母月海妙円尼が、かってのこの地方の領主であった岡見一族はじめ多くの戦死者の霊を弔うため、領内に七観音八薬師を建立したそうですが、そのひとつである岩崎下の観音が祀られているといわれています(なお、お堂は別なところ=旧字地蔵堂の近くにあったもので、ご本尊だけここに移されたともいわれているようです)。

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 八観音の一つに、旧谷田部の羽成観音がありますが、ここの天井画は「谷田部に過ぎたるもの三つあり、不動並木に広瀬周度、飯塚伊賀七」と歌われた蘭学者の広瀬周度が描いたとされており、谷田部マップでも紹介されています。
 このあと、守徳寺に伺いました。予定時間に遅れ、ご住職にご迷惑をおかけしてしまいましたが、寺宝の護摩の灰弁天像を拝見させていただきました。
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 この護摩の灰の弁天像、元は泊崎の弘法大師堂にあったものが、太子堂を管理している守徳寺で保管されるようになったそうです。
 表面上段中央には、宇賀弁財天、上段向かって右側には摩伽羅大黒、その他弁天十五童子に善財童子を加えた十六童子が描かれているようです。
 この護摩の灰弁天像は旧茎崎には、ほかに天宝喜の厳島神社と個人宅に二体あり、都合、三体同型のものがあるそうですが、全国的にも、羽田の玉川弁財天、磯山弁財天などいくつかあるようです。
 裏面には、空海上人の手形を捺し、各指に由来を記し、そして空海の判があるそうです。
   天長七年七月七日
   於江の島弁財天法
   秘 密 護 摩  空海 判
   一万座奉修行
   以其炭此形像作者也

 とてもきれいで感心しました。
 この後、貴船神社とその脇にある貝塚を見て回りました。畑が白くなるほどの貝殻などに、皆で感激。その貝塚のある畑を耕している方が偶々いらしたので、話を伺ったところ、道路工事に伴う遺跡調査の際、ナウマン象の骨が出土したそうです。その骨は、一体どこにいったのでしょうか?
 ここで、一回ふれあいプラザに戻って、車で泊崎へ


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